ギャンブル依存症になる人の脳では何が起きている？

「わかった！」「できた！」「当たった！」

スポーツや勉強、あるいは勝負事や賭け事で感じる、あの満足感や興奮状態を覚えていますか？

あの感覚は、脳の中にあるA10神経群から放出される「ドーパミン」によってもたらされています。この神経回路は「報酬系」と呼ばれ、欲求が満たされた時に活性化され、我々に快感をもたらします。

詳しく説明すると、欲求が満たされたと感じたとき、脳内では、βエンドルフィンが中脳腹側被蓋野のμ受容体に作動し、 GABA神経を抑制させます。これにより、中脳腹側被蓋野から出ている、A10神経のドーパミン遊離を促進させます。そして、多くのドーパミンが放出された結果、「多幸感」がもたらされるのです。

また報酬系は、実際に満たされる場合ではなくても、満たされるであろうという「期待感」に対しても活性化されます。これがギャンブルにハマってしまう、原因のひとつにもなっているのです。

われわれに多幸感をもたらす「報酬系」は、本来、生存に必要なことを学習したことに対しての“ご褒美”として存在しています。しかし刺激の多い現代社会では、さまざまな方法を使って簡単に報酬系を活性化させ、“キモチイイ”体験ができてしまいます。これが、「依存症」の正体です。

「依存症」というのは、「望ましい結果が伴わないとわかっていても、やめられない」状態のことをいいます。ギャンブル、アルコール、ニコチン、薬物などなど、依存を引き起こすものはたくさんあります。特にギャンブルの場合は、実際に大当たりの経験がなくても、当たりそうになったという期待感にドーパミンがたくさん放出されるので、なかなかやめられないものなのです。ｖ
依存症に対する薬物治療は確立されていないので、専門家による精神療法が主体になります。依存症を診療している医療機関は少ないので、いきなり心療内科などに行くのではなく、事前にインターネットなどで依存症を診療しているかどうか確認してから受診してください。

(菅原道仁)

https://news.livedoor.com/article/detail/8669570/

ギャンブルといってもパチンコ・スロット、麻雀、競馬・競輪・競艇などいろいろありますよね。
自分はパチンコ・スロット、麻雀はやりますが一度も依存症になったことはないですね。
むしろ、勝ちにこだわる立ち回りばかりしていたので、いろいろ制限しないと簡単に勝てるほど甘くないので、期待値をつんでもなかなか結果がついてこない時などは逆に嫌になったことは何回もありますけどｗｗ

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